ごく一部の楽器ではありますが「実験的」にヴァイオリンの音が聴けるようにしてみました。オールド、モダン、新作、そして製作者の国籍もイタリア、ドイツ、ブルガリア、中国と色々とございますので、どうぞお聴き比べください。
実はこれまでに「楽器の音が聴けないか」というご要望はいただいていたのですが、私の方といたしましてはそれにはあまり乗り気ではありませんでした。
それは、音を聴いていただくようにすること自体は簡単だけれども、果たしてWEBを通して配信したもので、本来の楽器の音を正確にお伝えすることができるのだろうか、それで本当に楽器の音を聴いていただいたことになるのだろうかという疑問が常にあったからです。
まずヴァイオリンの音の違いをお伝えする以前に、録音の機材、録音方式、ファイルの圧縮率、再生される側の機器(スピーカー)の違い等、音が変わり得る要因は山ほどあります。
また、演奏する場所、演奏者によって楽器の音が相当違って聴こえることは皆様も周知の事実だと思います。
このような状況では、楽器の音の違いを正しくお伝えすることはかなり難しいのではないかと私は躊躇していたのです。
その不安や問題点は未だ解決はしておりません。おそらく、完全に解決させることは問題の性質上永久に不可能でしょう。
でも、どうせ解決できないのならば、問題はあるけれどもまずやってみることに意義があるのではと発想を転換して考えることにいたしました。
そういう意味での“実験的に” ということでございます。どうかご了承下さい。
「良く違いがわかった」、「意外と違いが無いものだね」、「音質が悪い」、「演奏が悪い」、「録音が悪い」等 どんなことでも結構です。ご感想、ご要望などいただけたら幸いでございます。
音は各楽器の ボタンを押して再生してください。
◆ YouTube からもヴァイオリンの音をお聴きいただけるようになりました。
下記をクリックしてご覧ください。
YouTube その1 | YouTube その2 | YouTube その3 |
E-Mail : info@sarasate.net
ヴァイオリン製作者名 | 年代 | 製作地 | 再生ボタン | 備考 |
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Marino Capicchioni | 1938 | Rimini (Italy) | レンタル中 | |
Joachim Schade | ca.1990 | Halle (Germany) | ※ not for sale | |
Sebastian Klotz | ca.1750 | Mittenwald | sold | |
Geng Xiao Gang | 2005 | Tokyo | レンタル中 | |
Christo Marino | 2006 | Cremona | sold |
各楽器によるコンサートでの演奏ボタンを押して再生してください。 (長時間 )
Christo Marino によるコンサートでの演奏が聴けます。
E.Elgar:Concerto Ⅰ楽章(12分53秒)
Joachim Schade によるコンサートでの演奏が聴けます。
S.Barber:Concerto Ⅰ楽章(10分27秒)
F.Shubert Sonata Op.162 D.574 Ⅰ楽章(6分10秒)
Marino Capicchioni によるコンサートでの演奏が聴けます。
B.Bartok : Rhapsody No.1Sz.86(10分30秒)
E.Causson : Poem Op.25(14分30秒)
R.Shumann(arr.F.Kreisler) : Romance(4分10秒)
D.Shostakovich : ConcertoNo1 ⅢCadenza~Ⅳ(11分13秒)
Mozart : ConcertoNo3 Ⅰ楽章(8分18秒)
※ の楽器につきましては、演奏活動、コンクール、受験等を対象にお貸し出し(レンタル)を行っております
上記以外のレンタル可能な楽器は こちら をご参照下さい