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Corrado Belli
1960年ピアチェンツァ生まれ。
1978年クレモナのヴァイオリン製作学校卒業。
1988年第5回クレモナ・トリエンナーレ
国際ヴァイオリン製作コンクールでは
ヴィオラ部門で銀賞及び特別賞を受賞。
Corrado Belli若き日の作品。このヴァイオリンの製作年である1978年というのは、ちょうど彼が製作学校を卒業した年にあたります。
それから約40年が経ちました。
現在も楽器を作り続けているCorrado Belliですが、この若き日のヴァイオリンを選択する意味はあります
1)未だ独自のスタイルを築いていない時期のヴァイオリンであること
2)40年という経年変化の恩恵を受けていること
です。
1)は師匠や過去の巨匠の楽器等を忠実に模倣している時期です。つまり、それらの楽器そっくりであるということです。
2)はモダンと呼ばれている年代の楽器と同じぐらいの経年変化を受けていることが期待できます。
つまり、この楽器は、新作並の価格でありながら、経年変化、雰囲気とも、まさに、モダンイタリーの楽器を彷彿とさせるものであると言えるのです。
現在のCorrado Belli が円熟、進化したものであればそれも良し、しかし、もしそうでなければ、このヴァイオリンは稀少な価値を持つことでしょう。