バイオリン(ヴァイオリン)販売・専門店・
弦楽器サラサーテ・東京(渋谷)から25分

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中国製・完全手工チェロ ・販売・スタンダード・by ARCHET

価格:¥ 308,000(税込)

7/8サイズの生産もございます

写真は以前のモデルなので、光沢の強いニスですが、現在は艶を抑えた良質のオイルニスを使用しています。

チェロの場合、例えば大手国内メーカー工場製の一番安いもので195,000円もしてしまいます。
でもそのつくりは プレス製法(熱で薄い板を曲げて、隆起をつくる製法)、スプレーガンでのニス塗り、材料も裏板は合板使用という、本格的な楽器づくりからは程遠い全く簡易的なものです。
確かに、チェロは大きいので、削り出す手間はヴァイオリンの4倍とも言われています。もちろん、材料もヴァイオリンよりも多く使います。そういった理由から単板から削りだしたものですと、たとえ量産品であっても 30万~40万円はしてしまうというのです。これはチェロの常識でした。 でもこれは作る側の論理に過ぎません。お金を出して買っていただく商品なわけですから、「楽器として、道具として使えるものなのかどうか」それが厳しく追及されるべきでしょう。

音を決定する大事な要素である、隆起や、微妙な板の厚みの調整は、工場の作業マニュアルのようなもので管理できるものではありません。何故なら、弦楽器製作は木材という天然の材質を相手にしているからです。そこでは、削っていく作業の中で、材料に合わせた微妙なさじ加減というものが、どうしても必要になってきます。 そこにいわゆる 職人の経験と勘が必要になってくるのです。そして丁寧な仕事、納得のいく仕事をするための時間というものも必要になります。
コストの制約があり、生産性を重視する、30万円~40万円クラスの量産楽器では、どうしてもこの辺がおろそかにならざるを得ないのです。

ですから、楽器を選ぶ際に、プレスでなく単板からの削り出しということを確かめるだけでは決して安心はできないのです。 楽器の良し悪しは、削り出しという製法で決まるのではなく、その仕事の質、すなわち、板をどのように削ったかで決まるのですから。

「楽器が重くて 鳴らない、響かない、弾きにくい」これらは あながち腕だけの問題だけではありません。
良い音を出すためには、良く鳴るように、良く響くように作られた、すなわち、きちんとした隆起や厚みに作られた楽器がどうしても必要なのです。そして、それは今のところ、熟練者の丁寧な手作業でのみ可能なのです。つまりそれは良く出来た手工チェロということです。
しかしながら、イタリアなら150万円~300万円。そうでなくとも軽く100万円以上はしてしまう手工チェロ。これは 誰にでも買って下さいと言えるお値段ではありません。

そこで、私は手作業の質が高く、まだまだ人件費の安い中国に注目し色々な工房の楽器を探して参りました。今回のDeriusは中国生産ですが、厳しい指導を日本からも行い、高い品質を維持しております。また、駒、魂柱、ペグ、指板などは日本で完璧に調整されます。この辺も安心できるところです。

ヨーロッパ量産体制のチェロとは一線を画すこのチェロの品質を、是非お確かめ下さい。

原則的にお取り寄せになりますので、在庫状況につきましてはお手数ですがお問い合わせ下さい。また、お取り寄せ後に私自身で選定し問題の無いもののみをご案内いたしますので、お見せするまでに多少お時間がかかることがございますがご了承下さい。