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思わず溜息のでるほどの美しさ。
楽器を弾けないときも眺めているだけで癒されるような・・・そんなヴァイオリンです
中国製ヴァイオリンはついに究極の美までをも手に入れたのか!
黒龍江省 尚志市の製作家 許 玉華 による実に美しいヴァイオリン。その姿は全ての人を魅了するに違いありません。
中国の製作家のレベルがまた一段と上がったことを実感させるヴァイオリンです。
新作とは思えない鳴らし易さや弾き易さでは定評のある中国の新作楽器でしたが、このヴァイオリンを前にしますと、ついに外観もイタリア的な美的センスを完全に身に付けた楽器が現れたのかと驚かされます。(私の撮影技術が追いついておらず、ヴァイオリンが反射して綺麗に撮れていないことが残念です)
精密さ繊細さと迫力や力強さが同居しているところ、高級感を感じさせてくれ所有欲を満たしてくれるところがこのヴァイオリンが他の中国の楽器比べて抜きん出たところと言えるでしょう。
こういったヴァイオリンを産み出すことのできる製作家が北京以外にもいるわけですから、中国のヴァイオリン製作者の層の厚さは実に計り知れないものがあります。
この製作家は中国材以外にもヨーロッパ材を使用してもヴァイオリンを製作しているようですが、私が選んだのは中国材のもの。私の印象では中国材を使ったヴァイオリンの方が(製作家の方も使い慣れているせいでしょうか)隆起も良く、音もこなれていたからです。
特徴としては、厚めの美しいニスの醸し出す美しい質感ですが、よくあるイタリア新作ヴァイオリンのようにニスの影響で音が硬質になったり、鳴らしにくくなったりすることはありません。実に味わい深い、豊かな厚みのある響きを奏でてくれます。
楽器なので弾いて楽しんでいただくのが一番なのですが、遅く帰られてヴァイオリンが弾けないときなど、裏板の杢や素晴らしいニスの質感等、このヴァイオリンの魅力を見て楽しんでいただくのもまた一興かと。おそらく見ているだけで心が癒されることと思います。まさに中国ヴァイオリンの逸品といえるでしょう。
実際に手に取られて、このヴァイオリンの素晴らしさをご自身の目と耳で是非お確かめいただきたいと思います。