クァルテット・エクセルシオ 結成30周年スペシャルコンサートのご案内
スペシャルゲストにはヴィオラ奏者の中恵菜さんとチェロ奏者の佐藤晴真さんをお迎えします
日時 | 2024年12月15日(日) 13:30開場 14:00開演 |
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会場 | J:COM浦安音楽ホール コンサートホール 交通アクセス |
チケット | 全席指定 一般 4,500円 友の会 4,300円(1会員様4枚まで)【友の会先行発売】 7月20日(土)9:00~ 【一般発売】 7月27日(土)9:00~ |
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浦安音楽ホール?と聞くと何だかとても遠いように思われる方も多いかと思います。しかし最寄りの駅はJR京葉線・武蔵野線 新浦安駅。そうです、新浦安駅というのは、皆さんご存じの夢の国ディズニーランドの舞浜駅からたった一つだけ先の駅、すぐお隣なのです。そう考えると全然遠くありませんね。
そしてこのホールは音響効果が素晴らしいのです。
300席という室内楽には理想的な空間。ヤマハの音響設計技術が結集した素晴らしい響きを持ったホールなのです。針を落としても聴こえるではないかと思うようなpppから圧倒するようなfffまで、奏者の表現が余すことなく伝わってきます。
弦楽器の一番美味しいところを聴くには弦楽四重奏が一番適しているのではないかと私は考えます。確かにそれぞれの楽器の協奏曲(コンチェルト)はヴァイオリンやヴィオラ、チェロの素晴らしい技を聴くことができると思いますが、実演で聴くときはホールの音響や座る席の位置、共演するオーケストラの音量によって、CDで聴くようにはソロが充分に聴き取れないことが少なくありません。それはソナタの場合も同様、ホールが大きすぎたり、ピアノの音量バランスが悪かったりすると、意外に弦楽器のソロを楽しめなかったりします。
ところが弦楽四重奏の場合は、管楽器やピアノによってヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの音をかき消されることはありません。純粋に弦楽器の響きを楽しむことができるのです。そして、弦楽四重奏曲の中には協奏曲に匹敵するようなヴィルトゥオジティをクァルテットのファーストヴァイオリンに要求する曲も多数存在します。ですから充分にヴァイオリンの妙技、名人芸を楽しむことができるでしょう。
そして、オーケストラの中だと埋もれがちなヴィオラが大活躍するのも弦楽四重奏の大きな魅力。クァルテットをお聴きになることがあまり無い方は、ヴィオラってこんな音で、こんなに目立つ楽器なのだと驚かれることでしょう。
今回の演奏会は、その弦楽四重奏に加え、ヴィオラとチェロの若手のホープ二人の奏者が加わり、四重奏、五重奏、六重奏を演奏いたします。クァルテットに楽器が1本ずつ加わることによる更なる弦の響きの充実感、広がりを素晴らしいホールの響きとともに、必ずやご堪能いただけるものと思います。
―プログラムー
モーツァルト:弦楽四重奏曲第10番ハ長調 K.170
モーツァルト:弦楽五重奏曲第4番ト短調 K.516
ブラームス:弦楽六重奏曲第1番 変ロ長調 Op.18
出演者 | クァルテット・エクセルシオ
西野ゆか(ヴァイオリン) <ゲスト・アーティスト> |
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【クァルテット・エクセルシオ】
年間70公演以上を行う、日本では数少ない常設の弦楽四重奏団。
ベートーヴェンを軸とした『定期公演』、20世紀以降の現代作品に光をあてる『ラボ・エクセルシオ』、人気傑作選『弦楽四重奏の旅』、モーツァルトを軸とした多彩な『アラウンド・モーツァルト』の4シリーズを展開しつつ国内外で幅広く活動。
加えて、幼児から学生、地域コミュニティを対象に室内楽の普及にも積極的に力を注いでいる。
‘94年結成。第5回パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール最高位、’08年第19回新日鐵音楽賞「フレッシュアーティスト賞」、’14年第16回ホテルオークラ音楽賞など受賞歴多数。
また6年間『サントリーホール室内楽アカデミー』にて後進の指導にもあたる。
’16年6月にはサントリーホール主催でベートーヴェンの弦楽四重奏全曲チクルスを日本の団体として初めて演奏、さらに7月初めにはドイツデビューを果たし今後の活躍がますます期待されている。
’16年より、常設の弦楽四重奏団としてはおそらく初めての音楽ホールでのレジデンス活動も浦安市の浦安音楽ホールを拠点にホールオープンと同時に開始する。