イタリアでのヴァイオリン製作家、職人の序列
クレモナ(イタリア)在住、日本人製作家、坂本忍の新作ヴァイオリンのご案内。
イタリアでのヴァイオリン製作家、職人の序列は
1.イタリア人
2.イタリア以外の西欧人(ドイツ、ハンガリー、フランスなど)
3.東洋人(日本人、韓国人、中国人)
となります。価格もこの序列に沿って順番に付けられます。
ですからイタリア国内では日本人がどんなに優れた楽器を作っても、イタリア人より高く売ることはできません。
逆に、イタリア人であったならどんなに下手くそであっても高く売ることができるのです。そのような身分制度が暗黙のうちに出来上がっているのですね。
もちろん、日本人、韓国人などでもイタリア人の親方の下で作った楽器は親方のラベルで高い値段で売られてしまうのですが・・・
ですから賢い買い方、ヴァイオリンの選び方のひとつは、非イタリア人の優れたヴァイオリン(イタリア人親方のラベルになってしまわないもの)を購入されることではないでしょうか。
坂本忍は夫人のリサと共にクレモナでヴァイオリン、チェロを製作しています。彼はどのイタリア人工房に属することなく、独立して製作していますので、上記の序列からするとどうしても3番になってしまいます。ですからクオリティは高くても価格は低く抑えられるのです。
弦楽器サラサーテでは『間違いの無い楽器の選び方』をご提案しております。