ハンガリーのモダンヴァイオリンのご紹介
ハンガリーの製作家Bela Szepessy のモダンヴァイオリン( 1878 Wien) のご案内。
日本に入って来ていないだけ、それがゆえに知られていないだけなのですが、ハンガリーを始め東欧にも優れたヴァイオリンは沢山あります。それはハンガリーやチェコは多くのヴァイオリンの名手、名教師を産みした国だからです。当然、地元には優れた製作家がいたはずです。
Bela Szepessy はハンガリーきっての名製作者 Samuel Nemessanyi の下で勉強した後、ウィーンに渡り、さらにその後ロンドンに移り住みました。
そのロンドンでは40年間にわたり、製作、修理に携わり活躍しました。
この楽器はウィーンに滞在していたときのヴァイオリンでロンドンでの製作本数に比べますと、ウィーン時代は短期間だったために、おそらくかなり少ないものと思われます。
東欧のローカルな雰囲気を持った楽器というよりも、もっと普遍的な癖の無いインターナショナルな雰囲気を持った優れたヴァイオリンと言えるでしょう。
エッジワークなどを見ると、トリノのモダンイタリアの楽器あるいはフレンチモダンヴァイオリンを思い浮かべます。
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