ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロの内部に書かれたサイン
修理などで、楽器を開けたとき、または楽器を開けなくても、エンドピンの穴から覗いた時に、楽器の内部に製作者のサインや修理をした職人のサインが見つかることがあります。
それは、薄い鉛筆書きであったり、インクで書かれていたり様々ですが、それらが鑑定の有力な手掛かりになることもあります。わざわざ見えない部分に書かれたということで、例えば貼られているラベルと、それらのサインが違っていたら、どちらかというと、ラベルよりもそのサインの製作者であるという確率の方が高いと思われます。
もちろん、それは絶対ではありません。徹底的に本物に似せるために、それらのサインをわざと巧妙に書き加えたものもあるでしょうから、サインがあったからといっても注意は必要です。
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