ヴァイオリン・ヴィオラ弓の状態をチェックしてみましょう
皆さんがお持ちの弓には正しい反りが入っていますか?反りの状態を見るには、弓毛を緩めた時のスティックと弓毛の状態でそれをチェックいたします。
元々反りが浅い弓、弾いているうちに反りが戻ってしまった弓をお使いの方も結構いらっしゃいます。そのような弓では弓毛をより張らないと弾けないので、結果的に弾きにくく、弓を押さえつけ気味になったり、細かい動きがしにくかったりと、演奏のパフォーマンスが著しく低下します。
音大生や音高生の中にもこのように、弓に反りが入っていない状態で弾いている方が沢山いるのを私は見て来ています。さぞかし弾きにくいだろうと思うのですが、専門家を目指すような人たちは皆、技術でカバーしてそのような弓でも何とか弾けてしまっています。
ですが、「ちょっとこれで弾いてみて下さい」と私が正しい反りの入った弓を渡して弾いていただくと、皆さん「弾きやすーい」と感動されます。それが当たり前の状態、正しい弓の状態なのですがね・・・・道具が正しい状態であれば、練習がもっと効率的に短時間で行うことができ、達成度が早く高まるはずです。そして、試験やコンクールでも道具に足をひっぱられることなく、正しくご自分の技術が評価されるはずなのです。
道具は整備不良では、性能を発揮できません。弓を選ばれるときには、正しい反り、適切な反りかどうか必ずチェックしてください。
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