ヴィオラの標準サイズについて
実はヴィオラはヴァイオリンのようには標準的なサイズが(また、かたちも)決まっていません。
ただし、最近作られる楽器はボディサイズが39.5、40.0、40.5cmといったものが一般的です。
海外では42.0cmというような大きな楽器も作られますが、日本人の体格を考えると41.0cm、41.5cmくらいまでがいいところではないでしょうか。
大きい楽器は体に負担がかかります。特に座って弾く場合は腰や首がねじれたかたちで構えますので、楽器が大きくなるとより負担が増えると考えられます。ですから、長い時間座って弾くことが多いオーケストラプレーヤーの場合、大き目のヴィオラを購入されても、また小さ目の楽器に戻って来られる方も少なくないのです。
楽器をお持ちの方は、一度ご自分のヴィオラのボディサイズがどれくらいなのかを実際に測ってみることをおすすめします。
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