本日は ポルトガル 新作ヴァイオリンJoaquim Antonio Capela1998をご紹介いたします。
ポルトガルの楽器というと聞いたことないとか、大丈夫なのかと言う声がどこかから聞こえてきそうですが、実はこのJoaquim Antonio
Capelaのお父さんという人は、イタリア、CremonaでMorassi などと同時期に大活躍したAntonio Capela なのです。
そのお父さんに仕込まれたからなのか、やはり血は争えないもの、そのDNAの為せる技なのか、息子も数々の製作コンクールで入賞し、ついには立派な製作家となったのでした。
イタリア新作楽器などと少し違うのは、裏板の仕上げ方。
オールド仕上げというほどではないのですが、少し陰影を付けたような仕上げ、杢を強調した仕上げとなっています。
その他はむしろイタリア人よりも緻密な仕事をしているのではないかと思います。渦巻きやf字孔、コーナー等の造作をご覧ください。極めて精巧につくられた良い楽器と言えると思います。
音につきましては、どうぞ実際に鳴らしてお試しになられてみてください。
試奏のご予約をお待ちしております。
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