日本を代表する弓の製作会社 アルシェから、松脂の新製品が発売になりました
この新しい松脂のシリーズはよくあるようなヴァイオリン用、ヴィオラ用、チェロ用というような分け方ではなく、松脂の性質、キャラクターで使い分けるようになっています。
弓専業メーカーならではのこだわりが感じられるところは、その松脂の製法。フランスの伝統的な松脂のレシピから作られたとのことですので内容は期待できるのではないでしょうか。
弦との接点は弓毛ですが、究極の接点、音が出るメカニズムの重要な役割を担っているのは松脂とも言えますから、松脂の違いは発音の違い、音色の違いに大きく関わってくるのです。
以前来られた、あるお客様のお話ですが、そのお客様は気に入る松脂を探されるのに、大手楽器店に行かれて、そこにあるありったけの松脂を買って来られたそうです。そして、どの松脂が良いか徹底研究なさったとのことです。
もし、そのときにこのシリーズができていたら、先に書きましたように、松脂の性質で系統だてて製品が分けて作られていますので、以前のようにありったけ買って試さなくても、お好きな松脂にすぐ出会えたかもしれません。せいぜい3、4種試すだけで良いのですから。
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