モーストリー・クラシック
2012年10月号 vol.185
産経新聞出版
モーストリー・クラシック。今月号はヴァイオリン協奏曲を特集しています。
ヴァイオリン協奏曲の名曲、名盤として、モーツァルト、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームス、チャイコフスキー、バッハ、ブルッフ、シベリウス、サン=サーンス、ラロ他の解説があります。
巨匠たちのコンチェルトとして、オイストラフ、ハイフェッツ、ミルシテイン、グリュミオー、シゲティ、クレーメル、ムター、ヒラリー・ハーン、ツィンマーマン他、奏者にスポットを当てた解説がなされています。
更に、演奏者自身が語るヴァイオリン協奏曲として、五嶋みどり、ギル・シャハム、イザベル・ファウスト、クリスティアン・テツラフ、フランク・ペーター・ツィンマーマン、前橋汀子のインタビューが掲載されています。最近売出し中の三浦文彰、徳永二男姉弟対談もあります。
その他、この雑誌が好きな企画ではありますが、音楽評論家が選ぶヴァイオリン協奏曲名曲ベスト3、音楽評論家が聴いた実演ベスト3、ヴァイオリニストが選ぶ私の好きなヴァイオリン協奏曲などのコーナーもあります。
とにかく、ヴァイオリン好きなら、様々な切り口からヴァイオリン協奏曲を取り上げた書籍として、雑誌とはいえ、ずっと保存されておくべき本でしょう。