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Marino Capicchioni の新作時代のヴァイオリンの音が聴けるCDのご案内

まさかこのベストセラーディスクが当時新作だったヴァイオリンでレコーディングされていたとは!

UCCP 9539


ヴィヴァルディ 協奏曲集『四季』作品8の1-4
録音:1959年4月、5月 ウィーン
演奏:I MUSICI
独奏:Felix Ayo(フェリックス・アーヨ)

皆様良くご存知のこのディスク、実は下に載せております書籍によりますと、Marino Capicchioni 1956でレコーディングされたものだそうです。

「え?1956年の楽器のどこが新作なんだ?」とお思いかもしれませんが、録音データをよくご覧ください。録音されたのは1959年となっております。
その年代は1956年に作られた楽器にとって、たった3年しか経っていない時期、つまりまさにそれは「新作」ヴァイオリンだったということになります。

実は演奏者のフェリックス・アーヨは、既に1955年に1939年作のCapicchioniを用いてヴィヴァルディの四季のレコーディング(モノラル録音)を行っており、その成功が1959年の録音時にもCapicchioniを使用するきっかけとなったであろうことは想像に難くありません。
でも、その時は15年ぐらい経ったヴァイオリンを使用していたわけで、その後Capicchioniを自ら購入し、3年というまだ真新しい状態で大事なレコーディングにも使ったとなりますと、Capicchioniへの信頼は並々ならぬものだったと言えるでしょう。

あのシェリングが自らのレコーディングに際し、録って欲しい音のイメージをフィリップスの技術者に説明するにあたり「フェリックス・アーヨのようなヴァイオリンの音が欲しい」と言ったとか・・・

新作時のCapicchioniのヴァイオリンの音を是非このCDでご堪能下さい。


この本はカピキオーニのコレクターでもあるマルチェロ・ヴィラにより編纂されました。
(EDIZIONI NOVECENTO)

アーヨの他にもこの楽器を所有したり関わったアーティストは オイストラフ、メニューイン、アッカルド、グッリ、カルミネッリ、イタリア弦楽四重奏団などご覧の通り多数。

Marino Capicchioni 1956 “Felix Ayo”

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