こちらはお客様からメールでお寄せいただいた当店の販売姿勢に対する厳しいご指摘です
一度お電話をいただき、ご予約のうえ、ご来店いただいたI様。
ご来店時に、I様のご要望(新作ではなく古い楽器)、ご予算(の上限)をお聞きしたうえで、後日、楽器を準備したうえで、下記のご案内のメールをお出ししました。
I さま
弦楽器サラサーテの北見です。 先日はわざわざご来店有難うございました。 またご来店、音をお試しいただけたらと存じます。 ご興味がない、すでにご購入されたなど、ご覧いただく必要がない場合はお手数ですがご一報ください。 どうぞよろしくお願い申し上げます。 |
上記の私がお出ししたメールに対して、I様から当店充てにいただいたお返事のメールです。
こんな短期で良質な楽器が見つかるはずもないのに仮に私に売りつけるためだけに ご用意されたのであれば大変に不本位です
また私は基本予算は20万円から30万円で、良いものがあれば50万円程度でも考えると申し上げただけで主軸を50万円台に移したわけではないのにそのように少し高めの価格帯の品を揃えているところに お店としての 狡猾で自己中心的な考え方が表れてると感じ非常に遺憾に思っています 私はカモではありませんし御社の売上に貢献するためにバイオリンを探しているわけではありません |
サラサーテ北見からのコメント
I様はこれからバイオリンを始められるという、まだ楽器を所有されていない初心者のお客様でしたので、私はI様が早くレッスンが始められるようにと、できるだけ早くご要望に沿うような楽器を探してご提案しようと、それでも色々と探し回っての結果だったのですが、その行為が、「あまりに見つけるのが早すぎる、単に売りつけるために安易に用意した、そして、高いものを売りつけようとする狡猾な楽器商」とI様には映ってしまったようです。
私といたしましては、いつも通り、一人一人のお客様、そして一台一台の楽器に真摯に向き合い、ひたすらお客様のために、道具としての資質を満たし、お客様のお好みに合うような楽器をご提案しようと仕事をしていたつもりだったのですが、このようにI様が思われたことは、ひとえに私の対応力のまずさ、説明不足に因るものに他なりません。こちらの考え、意図がI様には何も伝えることができていなかったのです。
それにしても、数ある楽器店の中から当店をお選びいただき、わざわざ足を運んでくださったI様に大変不快な思いをさせてしまい、まことに申し訳なく思います。
今後はこの事例を深く反省し、一層懇切丁寧なご説明につとめてまいりたいと思います。よろしくお願い申し上げます。